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作品名 | 『La Caricature』ラ・カリカチュール 01号 |
作家名 | |
区分 | |
横幅(cm) | 25.5 |
縦幅(cm) | 34.2 |
制作年(和暦) | |
制作年(西暦) | 1830年11月4日発行 |
画像枚数 | 8 |
説明文 | 創刊号(1830年11月4日付) Pl.1 《旧体制の犠牲者》 Une Victime de l'ancien système. アンリ・モニエ、リトグラフ・手彩色 旧体制で発足した貴族院議員は世襲であったが、新体制以降は終身で任命された者でのみで構成されるようになった。貴族院議員の制服を着た肥満気味な男性は、七月革命の恩恵を受けて成り上がったブルジョワを示している。モニエは、本来民衆が享受するべき革命の利益が、ブルジョワ階級にわたってしまっていることを批判して描いた。 Pl.2 《このような道にパンもないのに我々を導くとは、頭にひどい一発をくらったのではないと》 Faut encore que vous ayez un fameux coup dans la tête pour nous mener sans pain dans les chemins comme ça. H.ベランジェ、リトグラフ 創刊号の2枚目には、ナポレオン1世と兵士が会話している場面が描かれている。1807年のケルンの戦いにおける逸話が元になっており、タイトルは兵士が皇帝に言った言葉とされる。この発言に対しナポレオンは、「4日経てば、私からは何も要求しない。そうしたらあなた達は籠っていられる」と返答したという。これは兵士に対する扱いの悪さを告発した版画である。正確なH.ベランジェの作成意図は不明だが、ナポレオン崇拝が反ルイ・フィリップを示した時代において、反帝政的なこの作品は人権や自由を尊重した七月王政に対する『ラ・カリカチュール』紙の期待を表しているのかもしれない。 |